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NONFICTION STORY
被災者Kさん(26)のNONFICTION STORY


3月11日
原発関連?の仕事を生業としていた彼はいつものようにへらへら笑いながら原発へ向かった。

そして時計の針が2時46分を指す頃、大きな揺れが日本を揺るがした…。

未だかつてない揺れに辺りは混乱、混沌。
その日は動けず休憩所かなんかで一夜を明かす…


…はずだった。


確かにそのはずだった。

数時間前までは…。


3月12日午前4時

そこに木霊する未知なる言葉。

その言葉が室内の空気を振動させ、震撼させる。




『漏れてる。』




ざわ…




彼らは放射能を浴びている可能性もあるためマイカーでは動けずバスに乗せられ強制避難。
この時彼の財布が机に入れっぱなしだったことは後に知ることになる…。


避難所での生活は今までの生活がまるで夢のようだ。


すきま風、毛布一枚を4名様で、食事は食パン一枚…
むろんマーガリンなどという嗜好品は一切排除である。

『これにはミミを疑った』
と、彼の食パンにひっかけたグッドジョークでは、
とても笑える状況ではなかったのは言うまでも無い。


あれから何枚の食パンを食べたのだろうか。
家族とも連絡がとれないまま2日(3日)…

ようやく連絡がとれた時にはおなかがすくのも忘れるぐらいの"ホッ"が出た、と彼は当時を想い語る。

家族はいわきに避難している、という事をここで知ったと時を同じくして、
同じ避難所にいた会社の人が車でいわきへ向かうという事を知り、いわきへと向かった。

そこから家族との再会に笑い、泣き、一路親戚の家へと身を移した。

しかしながら原発の避難区域は広がるばかり…
危険を察知した親戚一同で東京へ向かい今に至る…。


…と、いうことで面会してきました


Kさん(26)


インナー
●スウェット上下セットアップ

アウター
●おじさんに借りためちゃデカイ黒ジャンバー


●安全靴(XEBEC)

これで新宿駅のど真ん中で気丈に立っていた彼、
やはり苦難を乗り越えた人はメンタル面の成長が著しい。


肝心の会話の内容は先述のようなシリアスな感じではなく、
むしろNGワード連発で不謹慎すぎてとてもここでは書けません。

相変わらずなブラックノリが健在でよかったデス。
めちゃホワイトなノリになってたらどうしようかと思ったわ。


ただ、ゆうまでもなく、まだ全く終わってませんし、様々な問題から現地を離れられない人もいますし、ほんとこれからです。
が、こうしてお酒を飲めるとゆうのもまたリアルな現状ですし、これでいいんだと思います。多分…

今も、原発で身をいとわずに作業をされている方々に多大なる感謝と敬意を表すると共に、
一人でも多くの方が一刻も早く12時間睡眠できる日が来ることを心よりお祈り申し上げます。


次回予告:
福島市在住BIG-Fさん(26)のNONFICTION STORYをお届けします。



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